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【Style2】夢を叶えるためのガレージ編
プロ選手のジェットスキー選手が暮らすのは、 夢ではなく、
夢をかなえるためのガレージハウスだった。
![](https://www.garent.jp/wp-content/uploads/2022/11/MarineLife.png)
ライター 夢野忠則
今回おじゃましたガレージは、いつものクルマやオートバイが並ぶガレントとは、
ちょっとばかり雰囲気が異なっていました。
それは、そこに収められていたのが、クルマではなくてジェットスキーだったから、
という理由だけでは、どうやらなさそうです…
入居者のYさんは、ジェットスキーのプロ選手でいらっしゃいます。
ジェットスキーの大会は、震災の影響で中部地区を中心に開催されることが多く、
Yさんは、ガレントに入居されるまでは、愛機であるジェットスキーを
大会のある愛知や練習のために通う木更津で保管されていました。
しかし、普段のお勤め先が都内であること、またジェットスキーのメンテナンスを、
特にシーズン中には毎日1時間でもやっていたいこと、などの理由から
住まいながらジェットスキーの保管やメンテナンスができる場所を、という条件で
ガレージ付きの賃貸ハウスを探した結果、ガレントと出会い入居されました。
Yさんのガレージが、ほかの趣味空間としてのガレージと雰囲気が異なるのは、
そこがプロの仕事場だから、なのです。
プロの仕事場としてのガレージには、当然のことながら無駄が一切ありません。
きちんと整頓された工具類、足場用の単管パイプで組んだ自作のエンジンリフト…
ちなみにYさんの競技用のジェットスキーは、1600ccのカワサキ製のエンジンで、
わずか約300キロの重量に対して、400馬力のモンスターマシン!
水上を時速120キロ以上のスピードで、まさに“飛ぶように走る”のだそうです。
高い位置に設えられた手作りの棚には、2台のSMX(スノーモトクロス)。
冬場には、バランス感覚を磨くトレーニングもかねてゲレンデにも行かれるそうで、
愛車のハイエースの走行距離は、なんと1年で5万キロにもなるとか!
集中力を養うために、長く古武道もたしなんでいらっしゃるYさん。
レースで勝つことに情熱のすべてを注がれている、そのストイックな生き方が、
ガレージ全体に漂う、凛とした空気を生み出しているような気がしました。
夢のガレージもあれば、夢をかなえるためのガレージもあるのですね。
夢野忠則/プロフィール
クルマ馬鹿サイト「BACCARS」主宰、NPO法人ココロードプロジェクト理事。
2005年より、ほぼ毎日書き続けるブログ「夢野忠則のクルマ馬鹿で結構!」は、
楽天ブログ(クルマ・バイク部門)でアクセス数日本一を記録。