OtherLife Style2たとえばゲレンデへと続いている… そんな素敵なガレージがある。

【Style2】すべてがスノーボードにつながる編

ガレージは、クルマのためにあるとは限らない。
たとえばゲレンデへと続いている… そんな素敵なガレージがある。

ライター 夢野忠則

今回のガレージのオーナーさんは、GarenT Style初の… 女性!
と聞いて、ちょいとドキドキ(ワクワク)しながら、取材におじゃましました。
ご挨拶もそこそこに、さっそくガレージのシャッターを開けていただくと…

なんと、白いレースのカーテンが風にそよぎ、可愛いぬいぐるみが並んでいた!

なんてことは、まったくなくて…
そこには、きわめてシンプルで、クールなガレージ空間が広がっていました。

今までに取材させていただいたガレージのなかで、いちばんモノが少ない…
どうやら、ガレージにミニカーを並べたがる男ども(あ、僕のことです)とは、
そもそもの発想が違うようです。 オーナーのYさんにお話をうかがいました。

Yさんの趣味は、スノーボード。
趣味といっても、国内トップクラスの実力を誇る“選手”でいらっしゃる。
(レースはレースでも、カーテンではなく、スノーボードの本格レースでした)

スノーボードを始めて、15年…
11月になると毎年、ほぼ毎週末を雪山で過ごす、とおっしゃるYさんの生活は、
当然のことながら、スノーボードと共にある。 そんなYさんのガレージは…
スノーボードの用具の保管と、ボードのメンテナンスのためにあるのでした。

「板は、何枚あるかわからないくらいあるし、ブーツを干す場所も必要ですし、
ボードにワックスをかけるたりするのに、どうしてもスペースが必要なんです。
ガレージがあれば、クルマから道具を降ろすのもクルマに積むのも楽ですしね。」

ちなみにYさんの愛車オデッセイは、ガレージの脇に駐められています。

「このガレージは、クルマのためではなく、スノーボードのためにあるんです。
私にとってのスノーボードの楽しさは山だけではなく、板のメンテも含めてすべて。
雪山で滑る興奮と、帰ってきてリラックスしながらボードにワックスをかける時間…
そのONとOFFの切り替えスイッチみたいな役割を果たすのが、このガレージかな。」

ガレージには、スノーボードのほかに、雪のように白い400ccのバイクが…

「バイクの免許は、2~3年前に取得しました。
スノーボードとスピード感が近いので、バイクも好きですね。 両方、危ない(笑)
ちなみに夏の間は、ゴルフもやるんですよ。横向きの構えが、スノボと同じだから。」

いやはや、すべてがスノーボードにつながっているYさんのライフスタイル。
その徹底した“潔さよさ”が、なんとも素敵なガレージの空気を醸し出しています。

男は、こう潔くはない。ガレージにおいては、たぶん男のほうが女々しい(笑)
せっかくのガレージなのだからと、あれやこれやと置きたがり、飾りたがる…
数え切れないくらいにボードがあったら、僕なら嬉々として壁一面に並べるだろう。

今は綺麗だけど、シーズンに入ると床はワックスの屑ですごい状態になるんですよ、
とYさんは笑われるけれども、きっとそれもガレージの正しい使い方のひとつ。
そんなガレージライフそのものが、Yさんの生き方のスタイルなのだと思う。
オーナーの生き方が詰まったガレージは、クルマがあろうとなかろうと、カッコイイ。

ゲレンデへと続くガレージ…  それもまた、夢のガレージライフに違いない。

夢野忠則/プロフィール
クルマ馬鹿サイト「BACCARS」主宰、NPO法人ココロードプロジェクト理事。
2005年より、ほぼ毎日書き続けるブログ「夢野忠則のクルマ馬鹿で結構!」は、
楽天ブログ(クルマ・バイク部門)でアクセス数日本一を記録。

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